みかんとオレンジの違いはなに?発祥地は同じだが意外な国だった?

みかんの画像
皆さんはみかんとオレンジの違いがわかりますか?みかんが日本語でオレンジが英語でしょと思う方もおられると思いますが、実は違うんです。

今回は、そんなみかんとオレンジの違いについてわかりやすく解説していきたいと思います。

みかんとは?

枝付きのみかん

みかんとは一般的によく聞く温州みかんの事を指すようです。野球ボールやテニスボールより一回り小さいくらいで、皮が薄く、手でも剥きやすいのが特徴です。また、中の薄皮も薄めで、甘みが強いのが特徴なようです。

温州というのは中国の地名ですが、日本でできたみかんのようで、薩摩地方、鹿児島県が発祥の地と言われ、外国ではサツママンダリンと呼ばれています。

β‐クリプトキサンチンという栄養素が多く含まれていて、骨粗しょう症や糖尿病、免疫機能向上や美肌効果があると言われています。β‐クリプトキサンチンとはいわゆるビタミンAの一種です。


オレンジとは?

半分に切ったオレンジ

オレンジとは日本では、スイートオレンジの事を指すようで、野球ボールやテニスボールより一回り大きく、皮が分厚く、手では剥きにくいのが、特徴です。

日本ではネーブルオレンジ、外国ではバレンシアオレンジが有名ですが、こちらも温州みかんと同じように、スペインのバレンシアという地名ですが、発祥はアメリカのカルフォルニアだそうです。

スイートオレンジは、ジュースやオイルで使用することが多く、ストレス解消や不眠症、食欲増進に効果があるようです。


みかんの英語はオレンジではない!?

先ほども少し説明しましたが、一般的に言うみかんは外国では、サツママンダリン、サツマオレンジ、マンダリンオレンジと呼ばれています。

また、スイートオレンジもネーブルオレンジやバレンシアオレンジと種類が多い為、バレンシア、マンダリンなどとオレンジを抜いて呼ばれています。

なのでみかん=オレンジというのは、間違いだということだそうです。オレンジだけだとスイートオレンジだと一般的には理解されるようです。みかんを正しく英語で伝えるには、マンダリンもしくはマンダリンオレンジと言わないといけないようです。

みかんとオレンジ発祥の国は同じ!?

実はみかん、いわゆるマンダリンオレンジ、そして、オレンジ、いわゆるスイートオレンジの発祥の国は同じ国だそうです。

その国は、インドです。

意外ですよね。みかん、マンダリンオレンジはインドから中国から日本へ伝わったものとされています。オレンジ、スイートオレンジはインドから、ヨーロッパ、そして、アメリカへと伝わったものとされています。

インドを中心と見て、右へ伝わったのが、みかん、左へ伝わったものが、オレンジということですね。

まとめ

みかんとオレンジは別のものということを知らなかった人も多かったのではないでしょうか、ですが、発祥国はインドと同じ国ということで、元々は、ほぼほぼ同じものだったようですね。

種類的には、オレンジ類と同じですが、外国で一般的なのは、スイートオレンジなので、みかんを英語で伝えるには、マンダリンオレンジと種類名をつけて伝えるようにしましょう。