最近、知名度の上がってきた仮想通貨。ですが、通貨の種類ではビットコインのみが抜群の知名度で、それ以外のコインは仮想通貨に詳しくない人はあまり知れ渡っていません。
今回はそんな、まだマイナーなコイン、ファクトム(FCT)についてまとめてみます。
ファクトム(FCT)ってどんな仮装通貨なの?
ファクトム(FCT)は2015年に誕生した仮想通貨です。ファクトム(FCT)はビットコインとは違い、アメリカのファクトム社という会社が管理、運営をしています。
これはつまりビットコインなど大抵の仮想通貨は発行上限、つまり最大枚数が決まっているのに対し、ファクトムなどの会社などが管理している仮想通貨は、後からその会社の意思で枚数を増やすことが可能です。日本円やドルなどの通貨と似ていますね。
その代わり、ファクトム社が倒産したりすると、ほぼ無価値になります。まあ当たり前ですね。そうゆう面では株と似ていますね。
ファクトムの発行枚数
ファクトム(FCT)の現在の発行枚数は900万枚(2019年1月時点)です。他のコインと比べても枚数は少なめです。ですが、先ほど説明したように、発行上限がない為、後から枚数が増える可能性があります。
ファクトム(FCT)のコンセプト
ファクトム(FCT)は契約書や証券、登記記録などの書類をブロックチェーン上で管理することを目的として作られた仮想通貨です。
これが実用化されると、不動産、土地や建物などの取引が非常にスムーズになります。登記簿や契約書をファクトムで管理しているため、契約書の改ざんなどもできなくなります。
ファクトムの将来性は?
ファクトムハーモニー
ファクトムハーモニーとは、アメリカの住宅ローンのデータをファクトムのブロックチェーンで管理しようという取り組みです。
アメリカの住宅ローンのデータは莫大な量があり、紙にすると地球の高さを余裕で超えるくらいだそうです。これを現在はデータで管理していて、莫大なコストがかかっています。
これをファクトムのブロックチェーンで管理することにより何兆円ものコストをカットできるそうです。
dLoc by smartrac
dLocとは、病院の患者のカルテや病気などの履歴などをペーパーレス化しブロックチェーンで管理しようというファクトム社のプロジェクトです。
個人個人にdLocステッカーというQRコードの様なものを作り、それを機械で読み込むことで、患者の情報が把握できるようにするそうです。
これによりどこの病院にいっても患者の情報、病気の履歴やアレルギーなどがすぐわかるため大変便利です。
Windowsとの提携
昔からWindowsが出資しているとか、Windowsの子会社とつながりがあるとか噂がありましたが、最近、正式にWindowsとの提携を発表したようです。
ファクトムはこれから伸びるのか
ファクトムという通貨が世界に向けて大きくなっていくには、ファクトムハーモニーとdLocという二大プロジェクトがアメリカで成功を収めることだと思います。
Windowsが提携したことにより、信用も備わりプロジェクトがいい方向にいくと思います。